「専門工事業イノベーション戦略」でセミナー
関配協と関空工が共催
関東配管工事業協会(会長=内井實氏)と関東空調工業会(会長=岩瀬猛司氏)の共催による「専門工事業イノベーション戦略」セミナーが10月3日、東京都港区芝公園の芝パークホテルで開催され、両団体合わせ約二百名の参加者を集めた。また、セミナーに先立ち全国組織である日管連、全ダ連の理事会も開催されたことから、各地を代表する有力専門工事業者も多数受講した。
セミナーの講師は、専門工事業イノベーション戦略の作成に携わった同戦略研究委員の一ノ瀬裕幸氏。専門工事業イノベーション戦略の概要をはじめ、そのエッセンスとして(1)多様な建設生産・管理システム(2)経営力・施工力の強化(3)元請・下請け関係の適正化(4)人材の確保・育成-をテーマに分かりやすく解説した。今回、その内容を紹介する。
また、来賓として建設省建設経済局建設振興課の佐々木基課長が出席し、冒頭、受講者に挨拶を述べた。
時代を切り開く気概を
建設省建設経済局建設振興課 課長 佐々木 基
長期的にはとくに公共事業を中心として、新規の建設投資は間違いなく落ちていくという状況の中で、業者数は六十万業者を越えている。一方では専門工事業者が、大変な実力を蓄えており、実際には事項管理の相当部分についても既に関与しているという状況である。こういったことを踏まえると、建設業界というものが、そろそろ今までの秩序を大きく変えていく時期にきているのではないかという気がする。今までの元請依存体質から、脱却していかないと恐らく成り立たないだろうと思っている。また元請・下請け関係を脱却するような新しい秩序を求めなければならないとも思っている。
今までの元下関係の延長で、今後とも指値が続くというような状況になると、建設産業全体が疲弊し、優秀な技能者もいなくなってしまうという大変な危機感を私どもも持っている。このために行政でも現在、入札契約制度の適正化法案を国会に提出する準備を進めている。我々としても、そういうツールも準備しながら取り組んで行く方針である。そして今後は、民民の関係についても、全く座していることはできないと考える。
私どももできる限りのことをするが、皆様方も勇気を持ち、いかに自分たちの将来を切り開いていくかを考えて頂きたい。専門工事業はリフォーム市場をはじめ、伸びる分野、新たな市場を開拓できる余地がある。そういう意味では決して暗い産業、暗い業種ではないと思っている。是非力を合わせ取り組んで頂きたい。そして私は、これからは専門工事業の時代と思っている。新しい時代を切り開く気概を持って頂きたい。 |