混迷深まるダクト業界

「製・工分離発注」の疑問
全国ダクト工業団体連合会 常任理事 佐竹 豊

 急激な社会情勢の悪化に伴い、市場の縮小による価格競争の激化、指し値による受注、スポット型空調システムによるダクト工事の減少、更に一部大手サブコンによる製・工分離発注などダクト業界を取り巻く環境は、まだまだ厳しい方向に動いている。
 その中でも、製・工分離発注は背筋に寒さを感じます。
 この工法は、ダクト業界の中で行われる手法であって、サブコンがやるべきではない。
何故なら、

1. 急速に業界は弱体化する。
2. 取付専門業者が「組」単位で多発する。
3. 技能士が育たない環境になる。
4. 現場での災害が増える。
5. 現在の工場設備が過剰設備となる。
6. 工賃請負化となり、社会として維持が出来なくなる。
7. 全ダ連の運営は急変する。
8. 厚生年金基金の運営も急変する。

 製・工分離発注は30年前の「ダクト屋」に戻すことになる様な気がしてならない。
 しかし、我々も厳しく意識改革をして、自らサブコンのニーズに答える努力が必要です。
 黒船はそこまで来ています。
 皆様はどう感じますか?

《第23号》 1999発行


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