有限責任中間法人設立

〜関連団体からのメッセージ〜

法人格取得を祝し一層の連携強化を

(社)日本空調衛生工事業協会 専務理事 大久保和夫

このたび、全国ダクト工業団体連合会が法人格を取得され、新たに力強い第一歩を踏み出されましたことを、先ず、心からお祝い申し上げたいと思います。
「中間法人」という耳慣れない新しい仕組みですが、建設産業の重要な分野を担当する業界として、その産業の振興・発展を通じて公共の利益の増進を図るという意味では、これまでに公益法人として設立された社団法人と何らかわるものではありません。法人化を機に、当協会との間でも、より一層の連携強化をお願いしたいと思います。
 さて、建設産業をめぐる経済情勢ですが、先日国土交通省から出されました平成15年度の建設投資見込みは、総額約54兆円と、平成14年の約5%減、バブル期の84兆円の約3分のとなっております。なかでも、我々のいう大規模物件、住宅以外の建設投資は、約3分の1の水準と見込まれています。このような状況の中で、新築物件については期待が持てないわけですが、建築設備工事の分野としては、リニューアル工事が増えると予想されています。ここ10年くらいのうちに、築後30年を超える公共建築物やマンションの数が飛躍的に増加します。バブル期に作られた建物も、築後15ないし20年という、設備更新の時期を迎えようとしています。
 という意味で、我々設備工事業は、まだまだ本業をしっかりやっていけば生き残る道はあるのではないか、そう考えます。
 我が国の経済状況は、全く先行きの見えにくい状況です。最近の統計から、民間の設備投資がやや上向いているという見解もありますが、不況化での設備更新の長期抑制で、これ以上放置すると脱落してしまう、という見方もあります。何とか、少しでも改善されないか、期待を込めて見守っている状況です。
 さて、「聖域なき構造改革」、「国や官の関与の最小限化」等の旗印の下に、様々な制度の改変が行われています。従来の仕組みの無駄や硬直性を直し、より良いものをより安く提供するというのは、専門の工事業者として当然行わなければならない努力ですが、ともすれば「とにかく安ければあとはどうでも良い」といった風潮に流されないかと危惧しております。公共・民間を問わず、我々が作る施設は、国民の財産として長く使われるものです。建築物は、必要な設備がなければ、「ただの箱」です。一つ一つの機能が目的通り働くように作るためには、技術と人、そして資金が必要です。必要なところに必要な資金が割り当てられ、自信と責任を持って施工できるような仕組みが確保されるよう、設備工事のパートナーとして、今後とも、連携のほどよろしくお願い致します。



〜鉄板メーカーからのメッセージ〜

団結を強めて難局の克服へ

エヌケーケー鋼板(株)第二営業部長 菊池格志

 会員の皆様方には常日頃より弊社製品をご愛顧いただき改めて深く感謝申し上げます。
 現在、我が国の経済は輸出の増加、在庫調整の進展を受けて生産活動は増加傾向を維持しているものの、公共投資の減少、雇用環境悪化による個人消費の低迷もあり、内需は総じて低調に推移しております。しかしながら、企業収益の改善、輸出増を背景とした民間設備投資の回復など、一部には回復の兆しも見えております。
 こうした中、貴業界におかれましてあ、自助努力による企業体質の改善に加えて、中間法人の設立、また来年2月のMACS2004の開催(協賛)など、業界全体での情報の共有化、生産向上に向けた活動の推進が実を結び、この変化の時代の中で更なる発展を遂げられるものと拝察しております。
 弊社と致しましても、素材の安定的なデリバリーに務めていくと共に、需要喚起及び産業競争力強化に向けた政府等への働きかけの強化、更には、スーパーダイマ等の高耐食性鋼板、クロムフリー鋼板等次世代に向けた新商品の開発・提案を通じ、ダクト業界との共存共栄により一層努力していく所存でございます。
 最後に全ダ連の益々のご発展と会員各社のご繁栄を心より折念申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。



新商品の提案で共存共栄を

新日本製鐵(株)薄板営業部 建材薄板グループリーダー 端山真吾

 貴連合会が中間法人となられましたこと、お喜び申し上げます。会員の皆様におかれましては、長年に渡る法人設立への努力が報われ、その思い感無量のことと推察いたす次第でございます。また、会員の皆様方には平素より弊社各種鋼板へのご愛顧を賜り誠にありがとうございます。この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。
 さて日本経済の状況でございますが、輸出とリストラで利益回復を果たした昨年に対し、米国、中国ともに一時の勢いを失う一方で内需は回復せず、踊り場にさしかかりつつある今年度というところかと思われます。
 会員皆様におかれましては好転しない建築需要の下、コスト積み上げによる適性単価の実現等に向け、心機一転、法人として団結、努力されこの難局を克服なさるものと確信しております。
 私共も今春より、NKKよりJFEグループの一員へと生まれ変わりました。今後は従来に増した品質の安定、コスト合理化、新商品提案にて、貴連合会との共存共栄に一層の努力を重ねる所存でございます。
 最後に貴連合会の益々のご発展と会員皆様のご健勝を心より折念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

《第27号》 2003発行


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全国ダクト工業団体連合会